2018年10月20日、大学生が商品開発を行い商品化を目指すコンテスト「Sカレ2017」が流通科学大学で開催され、南山大学経営学部経営学科の4年生チーム「RuCushion(りゅっくしょん)」が総合優勝を果たした。
Sカレ (Student Innovation College)とは、商品を企画し、実際に商品化を目指す大学ゼミ対抗のコンテスト。流通科学大学と立命館大学の学生が、マーケティングの手法を駆使して実際に市場で売る商品を開発するイベントとして2006年に始めて以来、毎年開催されている。
Sカレでは企業が設定する各テーマに対して商品化を目指し、8月の中間発表、10月の秋カン(Autumn Conference)、11月の冬カン(Winter Conference)の3回プレゼンを行い商品化するチームを決定。商品化が決定したチームのみがファイナリストとして1年後の秋カンに出場し、発売実績に基づき総合優勝を決める。
2017年度のテーマは、フランスベッド株式会社の「欲しくなる枕・クッション」、株式会社DHCの「海洋深層水を使ったケア製品」、株式会社インテリジェント・サイエンスの「大学生が思わず使うスマホアプリ」、株式会社マイナビの「低学年向けコンテンツ」など9社9企画。22大学26ゼミ330名の学生が参加した。
総合優勝を勝ち取った南山大学のチームが商品化したのは、フランスベッド株式会社のテーマ「欲しくなる枕・クッション」部門で、リュックサックに取り付けるクッション「RuCushion(りゅっくしょん)」。「RuCushion」を取り付けることで背中とリュックサックの間にできる“すき間”が埋められ、リュックサックを背負った際の肩や腰にかかる圧力が分散し、重みによる体への負担を軽減するアイデアグッズだ。フランスベッドでは「自社では思いつかない学生ならではの面白い視点」と「実現可能性」を高く評価し、企画を採用。販促方法など学生がリサーチした情報やアイデアを基に2018年10月1日から販売を開始した。
参考:【南山大学】 本学経営学部経営学科の学生が「Sカレ(Student Innovation College)2017」で総合優勝