金沢工業大学の地域防災環境科学研究所と環境土木工学科は、2024年元日に発生した令和6年能登半島地震に関する調査を開始した。調査報告は、地域防災環境科学研究所および環境土木工学科のホームページなどに掲載している。

 やつかほリサーチキャンパスにある地域防災環境科学研究所は、最新の大型研究装置を設置し、建築構造物の安全性の評価と向上に関する研究や、地域における広域防災環境システムの構築とその活用に関する研究などを行っている。能登半島地震の調査活動においては、新湊⼤橋、能登島⼤橋、ツインブリッジのとといった⻑⼤橋梁の被害状況をはじめ、金沢市周辺(金沢港臨港地区・内灘、中心部・金沢城周辺、郊外丘陵部)の被災状況や、津波被害、地盤災害、液状化被害、橋梁の被害などの調査状況を報告している。

 災害と防災を学ぶ工学部環境土木工学科は、研究および社会貢献の一環として能登半島地震の調査を行っている。ホームページでは、地震の被害事例と大学で学ぶ授業との関わりを紹介している。

 なお、金沢工業大学は被災した在学生に対して、経済的支援やカウンセリングセンターによる心の相談、進路開発センターによる就職活動に関する相談を受け付けている。

参考:【金沢工業大学】令和6年能登半島地震に関する調査報告。環境土木工学科と金沢工業大学地域防災環境科学研究所が掲載開始

金沢工業大学

人や社会に役立つものを創造する「イノベーション力」を身につけたグローバル人材を育成

金沢工業大学は、工学部、情報フロンティア学部、建築学部、バイオ・化学部の4学部12学科を擁し、学部・大学院・研究所が連携した幅広い学びのフィールドを実現しています。「チームであいまいな問題に取り組み、解決すべき課題を明確にして、制約条件のもとで解決策を創出し、[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。