理美容機器・化粧品のタカラベルモントは2023年度からスタートした「タカラベルモントミモザ賞」に東北大学大学院生命科学研究科の梶山十和子助教、九州大学生物資源環境科学府の山田あずさ氏(博士後期課程3年)を選んだ。

 タカラベルモントによると、同賞は教育サービス・人材教育商品開発のリバネスが運営する研究助成制度「リバネス研究費」に新設された。美と健康につながる研究テーマを募集する中でテーマのユニークさや研究者のキャリア像、リーダー性などを選考して受賞者を選んだ。受賞者には使用用途に対する制限を設けず、希望に応じて自由に活用できる研究費50万円が贈られる。

 東北大学大学院生命科学研究科の梶山助教の研究テーマは「小型魚類の種間比較による求愛行動の神経基盤の解明」。求愛行動というコミュニケーションをつかさどる神経細胞群を明らかにする研究で、生物の根源的な感情に脳の機能から迫る。

 九州大学生物資源環境科学府の山田さんの研究は「毛包細胞の代謝促進能を有するヒト毛髪常在菌がヘアカラーストレス下炎症性毛包細胞に及ぼす作用の解明」。ヘアカラーによる炎症に頭皮や毛髪に潜む常在菌がどう作用するのかを突き止める。

参考:【タカラベルモント】「タカラベルモント ミモザ賞」は女性研究者2名を採択

東北大学

イノベーションの源泉となる優れた研究成果を創出し、次世代を担う有為な人材を育成

東北大学は、開学以来の「研究第一主義」の伝統、「門戸開放」の理念及び「実学尊重」の精神を基に、豊かな教養と人間性を持ち、人間・社会や自然の事象に対して「科学する心」を持って知的探究を行うような行動力のある人材、国際的視野に立ち多様な分野で専門性を発揮して指導的[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。