龍谷大学 社会的孤立回復支援研究支援センター 子育て家庭ユニットは、2022~2023年度の2年間、子育て家庭の社会的孤立について共同研究を重ね、研究成果を『「孤育て」のトリセツ~がんばるワタシの応援パンフ~』にまとめた。

 2001年の児童福祉法改正にともない「専門的知識および技術をもって、児童の保育および児童の保護者に対する保育に関する指導を行うこと」がすべての保育所保育士に対して義務づけられた。この法改正から20年以上経過した今も、子どもの発達に配慮すべき問題があるケース、(経済的困窮などに起因した)養育困難のケース、そして、虐待ケースなど、親/保護者や養育者への対応について、保育園・保育所、あるいは、保育者ごとに模索されている。

 『「孤育て」のトリセツ~がんばるワタシの応援パンフ~』はこのような状況を背景に、保育者としての社会人生活を始める新任職員を読者に想定して作成した。内容は子どものストレス反応、保護者から話を聴くときに配慮すること、子どもから話を聴くときに注意すべきこと、児童虐待への気づきのポイントなど「孤育て」家庭への対応に加えて、子どもの家族を支えることは保育者自身の心や体に大きな負担となる場合もあるため、セルフケアのヒントも盛り込んだ。このパンフレットが親族の協力が得られず、近所との付き合いもなく孤立した中で母親(または父親)が子どもを育てている「孤育て」という難問を解決するヒントになることを目指す。

 『「孤育て」のトリセツ~がんばるワタシの応援パンフ~』は、龍谷大学のホームページから無料でダウンロードできる。

参考:【龍谷大学】『「孤育て」のトリセツ~がんばるワタシの応援パンフ~』を発行【社会的孤立回復支援研究支援センター(SIRC)】

大学ジャーナルオンライン編集部

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