明治大学の嶋田総太郎教授、東海大学の田中彰吾教授、畿央大学の森岡周教授らと、フランス国立衛生医学研究所のYves Rossetti教授、リヨン大学病院のGilles Rode教授、リヨン高等師範学校のJean-Michel Roy教授らによる日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODYの第1回ミーティングが2024年3月7~8日、フランス・リヨンにて行われた。
NARRABODYは「ナラティブ・エンボディメントの機序解明とVR介入技術への応用」というテーマで日仏合同研究チームが取り組む5年半にわたるプロジェクト。国立研究開発法人学術技術振興機構(JST)の大型研究費である、JST戦略的創造研究推進事業(CREST)に採択され、2.74億円の研究費を獲得している。また、日仏共同提案としてフランス国立研究機構(Agence Nationale de la Recherche;ANR)にも採択されている。
ミーティングには嶋田教授、森岡教授、田中教授(Web参加)、Yves Rossetti教授、Gilles Rode教授、Jean-Michel Roy教授ら研究チームに加えて、日本側から畿央大学の信迫悟志准教授、フランス側からリヨン大学のFrançois Osiurak教授、リヨン大学病院のShotaro Tachibana研究員ほか多くの共同研究者、大学院生らが参加した。本研究課題の核となるナラティブ・インタビュー項目、日仏の医療制度・文化の違い、ナラティブ-ミニマル相関コヒーレント分析、包含・除外基準、追加すべき測定項目、パイロットスタディ、ケーススタディなど研究計画の詳細について、2日間で約28時間の活発なディスカッションが行われた。
今後も相互に往来を重ねながら議論し、認知神経科学-哲学(現象学)-ニューロリハビリテーション領域のブレークスルーにつながる研究成果の発表につなげる。
参考:【畿央大学】日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 1st Meetingが開催されました!〜ニューロリハビリテーション研究センター