東京理科大学は、野田キャンパス(千葉県野田市)のコミュニケーション棟を地域住民も利用できる施設にリニューアルした。グランドオープンを2024年6月10日(月)に予定している。

 東京理科大学は2020年に野田市・流山市と連携協定を結び、講演会や教育連携、学生による活動等を通じて地域との結びつきを深めている。今回のリニューアルもその一環で、より一層、地域の人たちにとって親しみやすい開かれた大学となるべく、これまで学生食堂等として活用していたコミュニケーション棟を、地域住民も集える空間に生まれ変わらせた。

 リニューアルにあたって掲げたコンセプトは「DelighTUS(デライタス)」。明るく暖かな光と自然の緑に包まれた東京理科大学(略号:TUS) で、学生と地域住民(us)が、喜ぶ・楽しむ (Delight)集いの場を意味する。さらに、生活の基本である『食』と『健康』のサポートも行えるよう、レストランとフィットネスジムを設置した。

 施設内には、酪農ビッグデータとAIの活用で畜産DXに取り組む理科大発スタートアップ「CowTech株式会社」(創域理工学部 経営システム工学科 大和田勇人教授 創業)による6次産業化促進支援を目指した新たな挑戦として、“自然と健康”がテーマのレストラン「Trattoria DomaDoma(トラットリア ドマドマ)」を開業する。「新鮮な食材と地産地消」をキーワードに、畜産DXのネットワークを基に調達した牛肉や、流山市「えかオーガニック農場」の野菜を活用するほか、流山市「ガーデン・ベリーズ」のパン・スイーツを取り扱う。平日ランチを除く時間帯はベースメニューのカスタマイズも可能。将来的には地域の特産物販売や情報発信の場も構想している。

 また、大学内店舗としては初となる24時間形態のフィットネスジム「エニタイムフィットネス」がオープンする。野田キャンパスの学生や教職員は特別割引料金で入会が可能。最新鋭のトレーニング機材を取り揃え、スタッフアワー(毎日10:00~19:00)にはスタッフによるマシンの使い方、トレーニングのコツ、運動アシストといったサポートを行うほか、初心者にはマンツーマンでマシンの使用方法を説明するオリエンテーションも実施予定。

参考:【東京理科大学】野田キャンパス コミュニケーション棟をリニューアル(PDF)

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