大学初の試みとなる特別授業「笑育(わらいく)」が、5月18日(水)から7月13日(水)にかけて全9回、プロ芸人をゲスト講師に招いて東京理科大学で開講される。人とうまく話せるようになりたい、就活で自信をもってアピールをしたい、など話すことに苦手意識も持つ学生を対象にコミュニケーション能力を高めてもらうことが目的だ。

 「笑育(わらいく)」とは、松竹芸能株式会社が2012年から実施している出前の授業で、笑いの仕組みを学ぶ。講師は、実力派のプロ芸人。舞台で笑いを生み出すには、漫才づくりの過程において緻密な準備と複合的な力が求められる。ネタを発想する力や想像力、相方と協働しながら観客を楽しませ、自分たちの笑いの世界に引き込むには高度なテクニックが必要だ。プロの芸人から笑いをどのように作り上げているのか直接学ぶことにより、コミュニケーションの術やプレゼンする能力を身に着けることができる取り組みだ。

東京理科大学

真の実力を養う実力主義。科学技術の創造による持続可能な世界の実現をめざして

東京理科大学は、1881年に「東京物理学講習所」として創立され、140年以上の歴史を経て、4キャンパス7学部33学科、7研究科30専攻を擁する、理工系総合大学に発展。「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」という建学の精神と、真に実力を身につけた学生を卒業させ[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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