大阪大学や京都大学入試で出題ミスによる追加合格が相次いだ問題で、国立大学協会は試験問題と解答を原則公開とする方針を総会で申し合わせた。正解や解答例を公表していないことがミス発見の遅れにつながったと指摘する声が出ていることに配慮した格好で、各大学に可能な限り早期に公表するよう求めている。

 国大協によると、試験問題は各大学の入学者受け入れ方針に基づき、作成されるものであることから、公表を原則とした。試験問題中の著作物の権利処理が困難である場合は、著作物を明示することで問題の内容が明らかになるよう努めるとしている。

 正解や解答例も次年度の受験生らが参考にし、公正な入試を求める社会の要請に応えるため、原則として公表する方針を明らかにしたが、一義的な解答を示しにくい記述式問題などのついては、出題の意図と複数の解答例を提示することにした。

 公表により、受験生が自ら正誤を確認するとともに、関係者が出題をチェックできるようにするため、公表は試験実施後、可能な限り速やかに行うことが望ましいとした。公表方法は窓口配布やホームページ上、一定期間の掲示など各大学が適切に進めるよう求めている。

 この問題で文部科学省は2018年、同様のルールを盛り込んだ「大学入学者選抜実施要項」を公表し、国公私立大学に対応を求めていた。

参考:【国立大学協会】「国立大学の入学者選抜に係る試験問題及び解答例等の公表の取扱いに関する方針」の公表について

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大学ジャーナルオンライン編集部

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