2025年度よりゲームと経営を切り口にした「ゲームビジネスコース」を開設予定の江戸川大学社会学部経営社会学科では、2024年6月20日に、1年生配当の科目「基礎ゼミナール」の学科合同授業として、KADOKAWA Game Linkage取締役でファミ通グループ代表の林克彦氏を招き特別講義を実施した。

 江戸川大学・社会学部経営社会学科では、ビジネスや仕事に関する基礎知識の習得に向け、リアルなビジネスの世界を直接見聞し学べる機会を提供することに注力している。

 6月20日に行われた特別講義では、「ゲーム市場の現状とこれから」をテーマに、KADOKAWA Game Linkage取締役の林克彦氏が、ゲームの歴史およびゲーム産業の基本構造についての概要や、現在のゲームビジネス、今後の展望について話した。

 また、ゲームビジネスが世界で約27兆円、日本国内だけでも約2兆円と、「アニメ」「映画」「音楽」といったエンターテインメントビジネスを凌駕する巨大マーケットであること、関係する職種はクリエイティブ関連以外にも、「プランナー」「プロデューサー」「広報」「法務・知財」などさまざまであること、それに伴って、大小含め2,300社以上とも言われる関連企業の多くが人材不足に苦しんでいることなど、聴講した学生たちはゲームビジネスについて多くの学びを得ることができた。

 社会学部経営社会学科では、2025年度よりゲームと経営を切り口にした「ゲームビジネスコース」の開設を予定している。「ゲーム×経営」を切り口に、ゲーム業界のビジネスのしくみやゲームに関連する仕事について、経営(マネジメント)の視点から理解を深める。授業では経営戦略やマーケティング、組織マネジメントなど、他分野でも活用できる経営学をベースに、ゲームに関連する産業の構造やビジネスモデルを広く学ぶ。さらに実習なども行いながら、知識とスキル、論理的な思考と感性を身につけ、ゲームビジネスに精通したゼネラリストの育成を目指す。

参考:【江戸川大学】経営社会学科が KADOKAWA Game Linkage 取締役の林克彦氏を招きゲームビジネス特別講義を実施
2025年度開設の新コース!「ゲーム×経営」を切り口にした学びを展開。

大学ジャーナルオンライン編集部

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