2024年10月13日(日)・27日(日)近畿大学総合社会学部の村松秀ゼミは、建物内での音の響きがユニークな大阪市の「エコー遺産」でアカペラツアーを開く。建物内でアカペラの歌唱とユニークな音の響きを楽しむ企画で、一般の人も無料で鑑賞できる。
近畿大学によると、アカペラツアーが開かれるエコー遺産は、13日が中央区本町の本願寺津村別院(北御堂)、中央区平野町の生駒ビルヂング、27日が中央区備後町の綿業会館、北区中之島の大阪府立中之島図書館。いずれも開催時間は30分ほどで、近畿大学のアカペラサークル「Over Scale」が場所ごとの響きの違いを感じてもらうため、同一曲を歌唱する。
エコー遺産はゼミの指導に当たる村松秀教授が前職のNHK時代にプロデューサーとして制作した番組内で提唱されたもので、街中で見つけ出すことが新しい文化資源、観光資源の発掘につながる可能性があるとして、大阪市内で探したところ、本願寺津村別院などが発見された。
アカペラツアーは大阪の優れた建築物を公開するフェスティバル「イケフェス大阪2024」(生きた建築ミュージアム大阪主催)の関連企画として開催される。一般の人も大阪「エコー遺産」アカペラツアー!プロジェクトのウェブサイトから事前に申し込めば、無料で鑑賞できる。
<「大阪『エコー遺産』アカペラツアー!」プロジェクト>
10月13日(日)
11:00~11:30 本願寺津村別院(北御堂)
15:00~15:30 生駒ビルヂング
10月27日(日)
11:50~12:20 綿業会館
13:40~14:10 大阪府立中之島図書館