東京大学メタバース工学部ジュニア講座は12月、デザインと工学を融合したワークショップをオンラインで開催する。主な対象は中高生だが、社会人や大学生、教職員らも無料で参加できる。
東京大学によると、ワークショップは全3回のシリーズで、12月1日(日)と8日(日)に催される。1日は東京大学大学院工学系研究科の柳澤秀吉准教授が担当する「感性デザイン」、同研究科の長藤圭介准教授が担当する「デザインの造形」、8日は同研究科の大竹豊教授と同研究科人工物工学研究センターの長井超慧(ゆきえ)准教授が担当する「デジタルデザイン」のワークショップが予定されている。
受講可能人数は200人。ZoomとGoogle Classroomを使用する。参加希望者は東京大学ホームページから11月24日(日)までに申し込む。
受講生は紙粘土で作品を制作する演習があり、ワークショップ後に東京大学へ作品を送ると、3Dプリンターで出力したギフトが贈られる(希望者多数の場合は選抜の可能性あり)。デザインは単なるモノの機能だけでなく、使いやすさや美しさ、五感、感情に訴える良さ、共感といった感性を含んでいる。ワークショップではこうした感性への科学的なアプローチを学ぶとともに、思いを形にする演習を実践する。