千葉商科大学の原科幸彦学長の任期が2025年3月31日をもって満了となることに伴い、2024年10月16日に開催した理事会において、第9代学長として宮崎緑(みやざきみどり)教授を選任した。任期は2025年4月1日~2029年3月31日までの4年間。2024年10月21日、記者発表会が行われた。

 千葉商科大学は、1928年に遠藤隆吉氏が創設した巣鴨高等商業学校を前身とし、1950年に千葉商科大学として商学部商学科を開設。2025年度からの大学改革により、5学部7学科から4学部6学科の新体制に変更する。

 宮崎新学長は挨拶の中で、千葉商科大学が教育の理念として掲げる、社会の諸問題に対処でき、高い倫理観を備えた実業人を指す「治道家(ちどうか)」の育成を基本方針とすることを表明した。また、付属高校との7年間の高大一貫教育について明らかにした。

 宮崎氏は、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修士課程修了後、NHK報道局「ニュースセンター9時」初の女性ニュースキャスターとして活躍。東京工業大学の非常勤講師を経て、2000年に千葉商科大学政策情報学部助教授に着任し、国際教養学部長などを務めた。現在は国際教養学部教授、奄美パーク園長、田中一村記念美術館長を兼務している。

 大学以外でも、元号制定や皇位継承に関する有識者会議等の構成員、衆議院議員選挙区画定審議会の委員、政府税制調査会委員なども務めている。

参考:【共同通信PR】千葉商科大学 第9代学長に宮崎緑教授を選任

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。