近畿大学の入学式が4月6日(土)、大阪府東大阪市の東大阪キャンパスで挙行された。入学式出席の新入生は約7,200人、保護者や在学生等を含めると、総勢1万6千人以上がキャンパスに集う。 式場である記念会館へは、朝から大勢の新入生が列をなして向かい、マンモス大学ならではの光景が見られた。保護者は別会場にて入学式の模様を中継で見守るという形式を採る。

近畿大学は2019年度入試において志願者数15万4,672人と、6年連続で全国トップを維持している。  新入生数が最も多い学部は、経営学部で1,321人。続いて理工学部1,136人、経済学部663人、農学部641人。

入学式総合プロデューサー、つんく氏(平成3年卒)が手掛ける今年のテーマは『THE KINDAI MOVEMENT~君から始まる新時代~』。「近畿大学が巻き起こす、世界が驚くようなムーブメントの最初の一歩」となるよう、激励の気持ちが込められている。つんく氏プロデュースの入学式は、従来の入学式を超越した斬新な企画で、固定観念にとらわれない「近畿大学らしさ」を演出した。

細井美彦学長の式辞では、新入生を「令和元年度入学生」として迎えることを宣言。新入生からはどよめきが起こり、新しい時代の幕開けを予感させた。また、来賓代表の世耕弘成氏(経済産業大臣、近畿大学校友会名誉会長)の祝辞では、シンギュラリティにも触れ、会社を選ぶ、業界を選ぶ時代ではなくなってきている、大学生活の中で自らが好きなこと、得意なことを見付けてほしい、大学はその見付ける作業を応援する、との力強いメッセージが新入生へ送られた。

式終盤でのつんく氏のメッセージは、新入生を温かく迎えると共に、これからの人生を創造する上での熱い激励が込められており、会場内に感動の渦が広がった。

フィナーレでは、新入生全員がそれぞれの抱負を記した紙飛行機を一斉に飛ばし、新しい門出としての一体感が形成された。未来を担う若人がこれからどのように花開くか、今後の歩みが楽しみとなる入学式であった。

【近畿大学概要】
所在地:大阪府東大阪市小若江3-4-1
設立:1925年
代表者:学長 細井 美彦(ほそい よしひこ)
学園組織:14学部48学科、大学院11研究科、2短大、併設学校18校園、総合病院2ヵ所

近畿大学

日本最大規模の総合大学で真の「実学」を極める。多彩な才能を開花

近畿大学は、医学部から文芸学部、さらには通信教育部などを開設し、すべての学部で「実学教育」を実践。多くの産学連携プロジェクトを推進し、分野を超えた専門知識や技能を組み合わせて、教員と学生が一体となり、現代の様々な課題を解決へ導く知識や技術を身につけています。2[…]

大学ジャーナル編集部