中央大学は、2027年4月、多摩キャンパス(東京都八王子市)に「スポーツ情報学部(仮称)」および「情報農学部(仮称)」を開設する計画を発表した。これが実現すれば、同大学の学部数は12学部となる予定。

 多摩キャンパスには現在、経済学部、商学部、文学部、総合政策学部、国際経営学部などが設置されている。新たに理系の視座を取り入れた2学部を開設することで、学問領域のさらなる拡充と文理融合型教育の展開を目指す。

 スポーツ情報学部(仮称)はスポーツ情報学科(入学定員300名程度)を設置し、データサイエンスによるスポーツ界のDX推進、スポーツの成長産業化、多様な主体によるスポーツ機会の創出を目指す。コースは「データサイエンスコース」「スポーツビジネスコース」「スポーツウエルネスコース」の3つで、アプリ開発やAR・VR活用、ビジネスや地域経済の活性化、多様なアクセスの促進などを体系的に学ぶ。

 情報農学部(仮称)は情報農学科(入学定員300名程度)を設置し、農・食・環境を取り巻く法的・国際的課題に対応できる素養を養う。2年次には農業現場と連携した早期体験学習を実施し、キャリア教育科目を必修化することで、理系分野、特に女性人材の早期キャリア形成を支援する。

 これにより、法学部、経済学部、商学部、文学部、総合政策学部、国際経営学部、国際情報学部、2026年4月改組予定(届出中)の基幹理工学部、社会理工学部、先進理工学部と合わせて、中央大学の学部は12学部体制となる。

参考:【中央大学】「スポーツ情報学部(仮称)」および「情報農学部(仮称)」 多摩キャンパスに2027年4月開設予定(設置構想中) ~学問領域のさらなる拡充と文理融合型教育の展開~

大学ジャーナルオンライン編集部

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