求人情報サイト運営のディップ株式会社が大学別の起業社数ランキングをまとめたところ、東京大学が第1位になったことが分かった。第2位は慶應義塾大学、第3位は早稲田大学で、起業家育成を積極的に進めている大学が上位に入っている。
調査はディップが運営する「スタートアップタイムズ」の編集部が2019年4月現在で大学に在籍しながら起業した人を対象に行い、在籍する大学と会社のサービスカテゴリーで分類した。
それによると、在籍大学別の起業社数1位は14社の東京大学で、9社の慶應義塾大学、7社の早稲田大学、4社の立命館大学、3社の近畿大学、筑波大学、立教大学、2社の関西学院大学、京都大学、九州大学、東北大学、東洋大学、同志社大学、奈良先端科学技術大学院大学、名古屋大学、明治大学と続いた。
起業サービスのカテゴリーで多かったのは、「BtoB・受託系」がトップで13社、次いで「メディア」の10社、「人材」の7社。「受託開発」と「研究開発系」を合計すると19社に上り、AI(人工知能)技術など大学で培った専門知識をビジネスに還元させようとする動きが目立っている。
同編集部は大学の知名度に比例する形で創業が進んでいるとみているが、上位3校はそろって起業家育成プログラムに力を入れており、この効果も出ているのでないかとしている。
参考:【ディップ株式会社】大学別・サービス別「学生起業家カオスマップ2019」を公開!起業社数、第1位東京大学、第2位慶応大学、第3位早稲田大学