東京大学発のプロジェクト「日本発オープンソース・データベース『APLLO(アポロ)』」は、日本唯一の投資型・購買型・寄付型のすべてが行える総合型クラウドファンディングサービス「宙とぶペンギン」で、クラウドファンディング史上国内最高額276,000,000円を達成した。

 『APLLO(アポロ)』プロジェクトは、東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍する地理学者、田村賢哉氏が代表取締役を務めるダーウィンエデュケーション株式会社が手がける「AI時代の次世代データベース」を開発するプロジェクト。田村氏は「空間のデータベースへの保存と再表現」を研究テーマとしており、その研究成果の一部で、単語の組み合わせ次第で意味は変容することに着目した知識ベース「ナレッジニューロン」を開発している。

従来の知識ベース「ナレッジグラフ」ではRDFという主語・述語・目的語の組み合わせでデータの関連性を表現していた。しかし、今回新たに開発するナレッジニューロンは、関連性だけでなく、意味や解釈を構造的に格納でき、“文脈を捉える”ことができようになる。この研究成果によって生まれたナレッジニューロンは、「知的情報検索」や「ヘルプデスク」、大量のデータを分析する等の「データマイニングツール」、「個人・企業データの財産化」など広い領域で活用可能。これらの研究成果をビジネスとして実装することで、新たな製品・サービスや社会システムの創出ができて、経済や社会に多くの便益を図れる。

田村氏は、自らが主体となって社会への実装を進められるよう、ダーウィンエデュケーション株式会社を創業し、ナレッジニューロンを格納する技術として、新しいデータベースマネジメントシステム「APLLO」を開発。今後、「APLLO」に適した解釈アルゴリズム(AI)を開発し、オープンソースとしての検索エンジンを公開を目指す。
 
 この『APLLO(アポロ)』プロジェクトは、「宙とぶペンギン」の投資型、学生支援プロジェクトとして、2019年3月29日~2019年04月30日まで1口1,000,000円で資金を調達。目標金額200,000,000円のところ、276,000,000 円が集まった。プロジェクトの分配割合は、初回計算期間~4年目までは、「分配の対象となる売上等(税抜)×80%÷300×1口」、5年目以降は「分配の対象となる売上等(税抜)×20%÷300×1口」となっている。

参考:【宙とぶペンギン】【投資型】【学生支援】日本発オープンソース・データベース『APLLO(アポロ)』応援ファンド

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