2019年9月29日、埼玉工業大学は、埼玉県・本庄市の上越・北陸新幹線・本庄早稲田駅前の一般の公道において、自動運転バスの体験試乗会を行った。
埼玉工業大学は、2019年4月に自動運転技術開発センターを発足させ、本格的なAI技術を採用した最新の自動運転バスの開発を進めている。今回体験試乗会に使用したのは、マイクロバス「リエッセⅡ」をベースに「自動運転AI(AIPilot / Autoware)」を実装し、既存の車両を活かした経済性の高い自動運転車。本庄早稲田駅前のショッピングセンター外周の公道約2.3kmの一般道路を、法定速度で走行した。
交通規制せず、公道を一般の自動車と同様にレベル3の自動運転において走行するのは今回が初めて。当日は予想を上回る来場者が訪れ、子供連れのファミリーやシルバー世代など100名以上が実際の自動運転を体験した。
体験試乗会は公益社団法人こだま青年会議所が主催し、JA埼玉ひびきの本店を会場とする9月例会「未来×地域×体験」のイベントにおいて埼玉工業大学が協力して実現した。イベントを通じてこだま青年会議所は、地域の住民に様々な未来体験を提供し、こだま地域の未来都市設計について共感を得ることを目指している。また、使用した自動運転バスは株式会社 ミクニ ライフ&オート(社長:大西 浩樹、本社:埼玉県加須市)の協力による。
参考:【埼玉工業大学】「本庄早稲田」に埼玉工業大学の自動運転バスが登場 早稲田の杜を自動運転バスでドライブする体験試乗会を実施(PDF)