山梨大学と県立山梨大学が一般社団法人「大学アライアンスやまなし」を設立した。山梨県と3者で結んだ連携協定に基づき、地域の振興に寄与するのが狙いで、国立と県立という設置形態の違う大学での社団法人設立は初めて。今後、単位互換の拡大や大学職員の交流などを進める。

 山梨大学で設立の記者会見があり、山梨大学の島田真路学長、県立山梨大学の清水一彦学長が明らかにした。山梨大学によると、大学アライアンスやまなしの代表は島田学長、副代表は清水学長が務める。

 両校が拠出する運営資金などを原資にスピード感を持って連携事業を進める計画で、2020年度は教養教育や幼児教育、教員養成、看護教育、社会科学、管理運営の6分野で合同集中講義、特別教育プログラムの共同実施など連携事業を展開する。連携の対象分野は順次、拡大する方針。

 山梨県は首都圏に隣接しているものの、2018年に人口が33年ぶりに82万人を割るなど、急速な人口減少が続いている。地元大学への進学率も低迷傾向にあり、両校とも将来に向けた危機感を感じている。

 両校の独自性を維持したまま、理系学部を備える山梨大学と文系に強みを持つ県立山梨大学の力を合わせることで、地域や両校が抱える課題の解決を図るほか、将来は文部科学省が創設を目指す大学等連携推進法人の認可も視野に入れる。

参考:【山梨大学】“一般社団法人 大学アライアンスやまなし”の設立発表について(PDF)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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