神道文化学部のある國學院大學は、2020年1月11日、國學院大學在学の新成人約50人が参加し、奈良・平安時代に貴族の間で行われていた成人儀礼「成人加冠式」を開催した。国内の大学で、神式の成人式を公式行事として行うのは國學院大學のみ。

 成人加冠式は、奈良・平安時代にまでさかのぼる成人の儀式に由来する行事。國學院大學では、時代の変遷とともに成人式本来の意味合いが薄れる中、「大人の自覚を認識してほしい」という思いで2008年(平成20年)から毎年行っている。男子が冠、女子が釵子(さいし)と呼ばれる装飾具を頭部に着け、成人の装束を完全に身にまとうことで、一人前になったことを披露する。

 2019年は大嘗祭をはじめ、天皇陛下の即位に伴う様々な儀礼が実施され、日本の伝統的な儀式に関心が高まった年であり、2020年は、東京開催となるオリンピック・パラリンピックを控え、日本の伝統文化に対してさらに世界から注目が集まる年となる。このような中、國學院大學では、日本の文化を新時代へ受け継ぐ大切な行事として、令和初となる奈良・平安時代の成人式「成人加冠式」を開催した。

 学生たちは事前に白衣や袴の着方を習得し、当日は着付けの技術を身につけた自分たちの手によって装束姿となる。「成人加冠式」では、加冠役の教職員が新成人に冠や釵子を授与する「加冠の儀」、加冠役と新成人が、学内の神殿を参拝する「神殿奉告の儀」、在学生が新成人に神楽舞などを披露する「祝賀の儀」などが行われた。

参考:【PR TIMES】第13回 成人加冠式(開催終了)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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