ビオフェルミン製薬株式会社は、2020年1月16日、直近2年間に大学受験を経験した大学生・短大生約500名を対象とした『お腹の健康管理に関する実態調査(受験生編)』を発表した。

 調査によると、約4割の受験生が受験シーズン(1~3月)にお腹の不調を経験していて、原因の上位は「ストレス」「緊張」「睡眠不足」であった。受験に向けた緊張やストレスなどの精神的な要因や、睡眠不足、食生活の乱れなど、受験勉強による不規則な生活から、受験シーズンにお腹に不調を覚える学生が多いようだ。

 続いて受験シーズンに腸内環境を整えるための習慣やケアを行っていたかついて聞いたところ、「ある」と回答した割合は30.2%で、親や友達、先生などに勧められて腸内環境を意識する学生が多い傾向にあると分かった。また腸内環境を整えるための習慣がないと答えた学生の約半数が、「腸内環境を整えていれば、より良い状態で試験に臨めた」と回答した。また約4割の受験経験者が、受験後に腸内環境が良くなったと感じる結果になった。

 受験シーズン終了後は、受験に向けたストレスや緊張から解放され、腸内環境に改善がみられる受験生が多いと言えそうだ。入試中に遭遇したくない症状の1位は「尿意・便意」、2位が「腹痛」と、約6割強の学生がお腹に関する悩みを避けたいと考えているようだ。

 今回の調査結果を受け、腸内環境に詳しい、鳥居内科クリニックの鳥居明院長は「腸内環境を整える基本は、十分な睡眠時間の確保、バランスの良い3度の食事、疲れやストレスの解消である。時には整腸薬に頼ったり、親や先生など、周囲の人のサポートをかりることも重要」とコメントした。

参考:【ビオフェルミン製薬株式会社】いよいよ受験シーズン到来!『お腹の健康管理に関する実態調査(受験生編)』を発表(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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