新型コロナウイルス感染症が国内で広がる中、電子情報通信学会データ工学研究専門委員会と日本データベース学会、情報処理学会データベースシステム研究会は、第12回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム、第18回日本データベース学会年次総会をオンラインで開いた。

 国立情報学研究所によると、オンライン開催は情報・システム研究機構と国立情報学研究所が環境構築した。563人の研究者、学生、企業関係者らが参加。「口頭発表セッション」、「インタラクティブセッション」、「プレナリー講演」などのプログラムが盛り込まれ、同じ時間帯に同時に10のセッションが並行して実施されるなど、3日間で合計73の口頭発表セッション、2つのインタラクティブセッションがあった。

 参加者は自宅や職場、研究室などからセッションに加わったが、学生からは「気になったタイミングでチャットに質問を書き込めた」「初めての発表だったが、緊張せずにできた」などの声が寄せられた。

 データ工学と情報マネジメントに関するフォーラムは例年、約600人の研究者や学生らが参加して開かれる合宿形式のワークショップで、今年は2月に福島県で開かれる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で開催が中止されていた。

参考:【国立情報学研究所】新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため学会をオンライン開催、ITを活用し563名の研究者・学生がDEIM2020にリモート参加

大学ジャーナルオンライン編集部

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