2020年3月25日、兵庫県神戸市は新型コロナウィルス感染症による経済状況の急激な悪化に伴う緊急雇用対策として、会計年度任用職員の募集を開始することを発表した。採用人数は100名を上限とするが、採用数が上限に達した場合でも募集を継続する可能性がある。

 今回、神戸市が募集するのは会計年度任用職員(特定事務)で、任用期間は採用日(2020年4月1日以降)から2021年3月31日まで。フルタイム勤務(週38時間45分)で、希望により短時間勤務(週4日:週31時間)も選択可能。給与等はフルタイム勤務の場合月額219,400円程度で、別途、期末手当、通勤手当等支給する。

 応募の際は以下の要件をいずれも満たす必要がある。
①新型コロナウイルス感染症の影響により、企業等から採用の内定を取り消された人のうち就労希望者
②市内に在住(神戸市に住民登録をしていることを指す)又は通学する大学等の新卒者。大学院・高等専門学校・短期大学・専門学校(専門士の称号を取得した者に限る。)も含む。また「新卒者」には、2020年3月時点において卒業後3年以内の既卒者(2017年3月以降に卒業)で、卒業後、就職していない人も含む。

 募集は2020年3月25日から随時受け付ける。選考はエントリーシートの提出及び個別面接で行う。詳細は神戸市のホームページ「緊急雇用対策・会計年度任用職員(特定事務)採用情報」を参照のこと。

 神戸市の久元喜造市長は、3月19日の定例会見で、神戸市単独の緊急雇用対策(案)として、今般の新型コロナウィルス感染症による経済状況の急激な悪化に伴い、影響を受けた方への緊急雇用対策を神戸市単独で実施すると発表していた。

参考:【神戸市】緊急雇用対策・会計年度任用職員(特定事務)採用情報

大学ジャーナルオンライン編集部

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