18歳の若者が何を考え、何を思っているのか。公益財団法人日本財団は、18歳を対象にした意識調査を2018年10月から行っている。2020年2月下旬に実施した23回目の調査では「格差社会」を取り上げた。

 「世界的に格差が拡大していると思う」と答えた人は72.3%で、57.6%の人は「日常生活で経済的な格差を感じる」と答えた。その理由として、「服のブランド物やゲームソフト所持数など」「周りの友人に比べて、外食にかける金額や頻度が少ないから」など、自分と身近にいる友人を比較して格差を感じている回答が多くみられた。また、格差拡大の原因として多かったのが「低賃金のサービスの拡大」37.1%であった。

 続いて、格差は今後どうなるかという質問には、「さらに拡大する」と答えた人は61.1%で「縮小する」4.4%を大きく上回った。格差が拡大する派の理由としては、「家庭環境や個人の資質には違いがある」「資本主義は競争社会だから」などが挙げられた。一方で、格差は是正できる派の求める対策としては、「税制など金融政策の見直し」、「教育・職業訓練の拡充」などが挙げられた。

 世界全体の富の偏在に対しては「仕方がない」と答えた人が33.5%、「問題だ」と答えた人が26.7%であった。「仕方がない」と答えた人の理由は、「富裕層の人は社会に貢献した結果だと思う」「稼いでいる人はそれなり努力したりしている」など、個人の努力や才能によって生まれた結果であるという意見が目立った。また、資本主義である限り、経済格差ができてしまうのは仕方ないことであるという内容も多くあがった。
一方で「問題だ」と答えた理由としては、「あまりに差があるので貧困層に何らかの形で多少富を分配すべきだと思うから」など、再分配をするべきであるという意見が多くあがる。また、「富が集中しているとうまく循環せずに格差が拡大するため」など、富が集中し、より格差が拡大していく悪循環を生んでしまうと懸念する声もあがった。

参考:【日本財団】18歳意識調査

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大学ジャーナルオンライン編集部

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