天理大学では、2020年春学期の授業開始を5月7日に予定している。それまでの間、学生と教員を繋ぐコミュニケーションサイト「オンラインキャンパス」を開設した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、天理大学でもキャンパスを不要不急の入構禁止としている。新入生はもちろん、在学生にとってクラブ活動などの課外活動禁止や外出自粛による心身の健康だけでなく、アルバイト、就職活動、保護者の収入など経済的な不安もさらに広がっていくことが予想される。

 そうした状況をふまえ、学生の不安を少しでも和らげ、教員と繋がれる場として「オンラインキャンパス」を開設した。永尾教昭学長による動画メッセージ、学部長や教員からのメッセージ、新入生に向けたクラブ紹介動画などに加え、オンライン共同研究室(バーチャルオフィスアワー)として各学科(専攻・コース)の教員と学生がZOOMを通じて交流できる。

 天理大学はオンラインキャンパスでの交流を通じて、学生の学業への意欲を繋ぎ、スムーズな大学生活再開を促す。また、今後の状況によっては5月7日以降も対面授業ができない場合には、遠隔授業導入もやむを得ないことから、オンラインでの対話に慣れることも目的としている。

参考:【天理大学】オンラインキャンパス

天理大学

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天理大学は、1925年の創立以来、国際社会に開かれた大学として発展。人文学部、国際学部、体育学部、医療学部および大学院宗教文化研究科、臨床人間学研究科、体育学研究科を擁し、恵まれた宗教的環境のもと、「他者への献身」という天理精神の涵養につとめ、徹底した少人数教[…]

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