東北大学の小坂健教授ら新型コロナウイルス感染症対策の専門家チームが、最前線で闘う医療従事者などに助成するため「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」。2020年4月3日の設立以来、個人や企業・財団など広く支援の輪が広がり、5月6日9時30分時点で、1万2878名から総額2億7855万7000円が集まっている。

 「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」は、感染症対策の専門家13名が所属する同基金有志の会(代表発起人:小坂健東北大学教授)が主体となり、国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」を通じて始まった。個人だけでなくアリババ、楽天、ソニー、ファミリーマート、マネックス証券、トヨタ財団等企業や財団からも続々と支援の申し出が集まっている。

 集まった寄付金は、有志の会が支援が必要な現場・緊急性が高い現場を見極めて助成を行う。基金設立からわずか2週間後の4月17日には第1期として10団体に総額4629万7200円の助成を実行しており、4月30日にはこれらの団体による中間活動レポートが行われている。
今後も、医療用防護具や医療器具の購入費用、保健所、介護施設、保育所、放課後学童保育等の人件費、新型コロナウイルス感染症に関する研究・開発費、社会的孤立が懸念される子どもや高齢者、低所得者などを支援する個人・団体等の活動費用など、4期に分けて実施する予定だという。

 中間活動レポートに寄せて、有志の会の原田奈穂子教授(宮崎大学)は「医療を支えてくださる様々な職種、例えば福祉、行政、そして教育、これらの分野に携わる方たちへのサポートも欠かせない」として「この基金の最大の強みは、医療者を支えてくださる今申し上げたような方たちへのプロジェクト、そして社会の見えないところで社会を支え続けてくださる方達へのサポートプロジェクトを助成の対象にしているところです。必要なサポートをできるだけ早く、そして確実にお届けができるよう私たちも7月まで最善を尽くしていきます。」とコメントしている。

 募集期間は、2020年7月2日23時まで。寄附は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」の「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」で受け付けている。

参考:【READYFOR株式会社】新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金

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大学ジャーナルオンライン編集部

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