実践女子学園は、学園創立者である下田歌子の業績を顕彰しつつ、現代人の生き方や教育のあり方などを共に考えていこうと、歌子の故郷である岐阜県恵那市と共に、恵那市先人顕彰事業「下田歌子賞」を主催している。2020年度は「志」をテーマにエッセイと短歌を募集する。

 実践女子学園と歌子の故郷である恵那市は、歌子の生誕150年にあたる2004年に公募賞「下田歌子賞」を創設した。
18回目となる今回の募集テーマはエッセイの部・短歌の部ともに「志(こころざし)」。明日に向かって心に決めたこと、強い決意や信念、勇気を持って今行っていることなど自身の「志」をテーマに、具体的なエピソードを添えたエッセイと、「志」と聞いて思い浮かぶことを31文字に込めた短歌を募集する。

 歌子自身、16歳でふるさとの岐阜県恵那市岩村を離れ、東京へと旅立ったときの志を和歌に詠んでいる。
『綾錦着てかへらずば三国山 またふたたびは越えじとぞ思ふ』
(故郷を旅立つ今、この胸に抱いている志を果たして立身出世するまでは、故郷に通じるこの三国山の峠を二度と越えない。必ず成功して戻ってくる。)
歌子は上京の翌年から宮中に女官として出仕し、その和歌の才能を愛でられた皇后陛下(後の昭憲皇太后)から歌子の名を賜った。1899年に私立実践女学校(現在の実践女子大学)と女子工芸学校を創立し、女性の自立自営をめざして、裁縫学校や夜間学校を各地に設立するなど新しい時代の女子教育に一生を捧げた。

 応募はエッセイ、短歌ともに一人1作品のみ。応募締切は2020年9月3日。詳細は恵那市「下田歌子賞」ホームページから。

参考:【恵那市】第18回「下田歌子賞」募集

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大学ジャーナルオンライン編集部

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