2020年8月18日、埼玉工業大学先端科学研究所は第18回若手研究フォーラムを開催した。このフォーラムは、毎年、学内の研究者による特別講演や大学院生の中間発表、学部生にとっては卒業研究の途中経過発表など重要な場となっている。今回は新型コロナウイルス感染症の拡大予防に配慮し、Webで開催。初めての試みながら聴講者を合わせて約200名がオンラインで参加し盛況となった。

 今回のフォーラムでは、工学部 機械工学科の福地亜宝郎准教授による「小型衛星用低コストスラスタのためのHAN/HNベースグリーンプロペラント開発」をはじめ、4つの特別公演と46件の一般講演、30件のポスター発表など計80件の発表がなされた。発表はZoomを使いリアルタイムで配信された。講演の発表の撮影・配信などオンライン開催のために必要な準備・運営はすべて、実行委員会(教職員と学生スタッフで構成)が手作りで準備した。

 埼玉工業大学はフォーラム開催に寄せて「多様な研究成果を相互に聴講・討議することで、専門分野や領域を横断した教育研究活動を目指しました。また大学としては、このような研究活動の発表の機会を通して、地域社会に貢献できる産学官共同研究に繋げることを目指します」と語っている。

参考:【埼玉工業大学】埼玉工業大学先端科学研究所主催 第18回若手研究フォーラム

大学ジャーナルオンライン編集部

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