起業の方法ではなく、起業家精神(アントレプレナーシップ)を現役の実務家から学ぶアントレプレナーシップ学部が2021年度、東京都西東京市新町の武蔵野大学武蔵野キャンパスに新設される。武蔵野大学にとって12番目となる学部だが、アントレプレナーシップを冠した学部の誕生は国内初となる。
武蔵野大学によると、アントレプレナーシップ学部は入学定員60人。NPO法人やベンチャー企業の創業者ら実務家を中心とする専任教員19人が、プロジェクト型の実践科目を中心に、社会に対する好奇心や挑戦する情熱を育むマインド科目、アイデアを実行して形にする事業推進スキル科目の3本柱で教育する。
3年次には実際に起業を経験して自分の意志で事業を進めることを学ぶほか、1年次は全員が寮生活をして寮にビジネスパーソンらを招いて起業の基礎を学習する。さらに、全員が1週間程度の海外短期研修を経験し、海外のスタートアップ企業でグローバル市場を体感する。
学部長にはyahoo!アカデミア学長の伊藤羊一氏が就任する予定。11月9日に開設の記者会見を武蔵野キャンパス雪頂講堂で開き、新学部の概要を説明する。