久留米大学医学部小児科学講座の永光信一郎准教授と精神科の医師らによるグループは久留米高等専門学校と共同で、親子の心の診療を支える親子向けアプリ「親子の心のHEROES」を開発した。いじめなどで苦しむ子どもや、子育ての悩みを抱える母親に向けて、どこに相談したらいいかわからないという悩みをサポートする。

 永光准教授によると、子どもたちの病気は、急性疾患への対応からメンタルヘルス疾患への対応と医療提供体制が変化してきている。高校生のみならず中学生も死因の第一位は自殺になっている今、子ども達が適切に、早期に心の診療を受けることができる体制作りが必要で、アプリはその一助として開発された。

 誰かに相談したいが誰に相談していいのかわからない、どこに相談したらいいのかわからない悩みを支援してくれるのは、実は医師だけに限らない。そこで、アプリの中に「いじめ」「不登校」「無理なダイエット」「ゲーム依存」「虐待」といった代表的な心の診療のストーリーを掲載し、様々な支援者(=ヒーロー)を登場させた。利用者はストーリーを読み解きながら、自分の町にいるヒーローはどんなことをしてくれるのか、どこに行けば会えるのか、悩みをどのように解決してくれるのか、シナリオ仕立てで知ることができる。

 登場するヒーローは小児科医、産婦人科医、精神科医、心理士、看護師、保健師、助産師、保育士、担任教師、養護教諭、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、精神保健福祉士、メディカルソーシャルワーカーの14職種。ストーリーだけでなく、それぞれのヒーローの仕事内容や連絡方法などが掲載された「ヒーロー図鑑」もあり、中高生にも親しみやすく利用しやすい工夫がされている。

 アプリはGoogle play、Apple storeで無料ダウンロードが可能。

参考:【久留米大学】小児科・精神科のグループが親子の心の診療を支えるアプリ「親子の心のHEROES」を開発

大学ジャーナルオンライン編集部

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