大阪大学大学院医学系研究科、大阪大学医学部付属病院、株式会社電通は、2016年4月12日、「研究・事業化連携の推進に関する協定書」を締結した。この締結により、産学連携での健康・医療分野のイノベーションを推進していく。

 両者が産学連携で実施していく内容は、主にビッグデータ、モノのインターネットである「IoT」を活用したヘルスケア領域での研究推進および事業化支援や実証事業、健康寿命延伸に寄与する健康・スポーツ医科学に関する共同研究、研究成果の社会への発信など。

 大阪大学のある関西地域は健康・医療分野の国家戦略特区に指定され、重層的なイノベーション創発への取り組みが期待されているエリア。その中で大阪大学は再生医療や医療機器開発、スポーツ分野での先進的な研究を実施するとともに、大阪大学医学部付属病院は国立大学附属病院で国内唯一の国家戦略特区内臨床研究中核病院としてイノベーション活動を行っている。今回の電通との締結もこの取り組みの一環。

大阪大学

一人ひとりの「真価」を、阪大の「進化」に。地域に生き世界に伸びる大学へ

大阪大学は、11学部23学科を有する研究型総合大学。1931年の創設以来、「地域に生き世界に伸びる」をモットーに、高度な教育研究力、教職員の和の力、そして伝統の重みと大阪という地の利が織りなす卓越した「基盤」と「力」を有しています。これらの優れた潜在力を活かし[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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