中央大学商学部のプログラム科目「ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジ」では現在、学生らが奥多摩三村(檜原村・小菅村・丹波山村)の地域資源を活かしたサービス・商品開発に取り組んでいる。

 中央大学商学部は、将来のキャリア形成に直結する実践的な学修ができる5種類の「プログラム科目」を設置している。「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」はその1つで、地域社会が解決すべき課題を適切に特定し、効果的なビジネス・ソリューションを考案するとともに、課題解決の実現に向けたイノベーションに挑戦している。

 「ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジ」はPBL(Project Based Learning/課題解決型)科目のひとつで、今回、山梨県北都留郡小菅村の課題に取り組む学生3名が木材を利用した「木製骨壺」を企画した。主伐期を迎えたタイミングの木を活用し、次の若い木を育てて森林の働きを循環させることを目的とし、森林環境の保全によって持続可能な開発目標(SDGs)へも貢献する。

 製作にあたって、協力企業が求める新商品の条件にマッチするアイデアを考えるために、競合商品の分析やヒアリング調査などを実施。骨壺にアイデアを絞り、顧客からのオーダーを想定して、渡辺岳夫商学部長の要望を取り入れた試作品を製作した。

 2020年11月24~26日に開催された「第6回エンディング産業展」(葬儀・埋葬・供養などの終活に関する設備・機器・サービス専門展)で試作品を披露。今後は、試作品の質を向上させていくほか、需要が見込まれるペット用の骨壷の製作なども視野に入れている。また、営業活動やSNS広告なども進め、幅広く多くの人に利用してもらうことを考えている。

 檜原村・小菅村・丹波山村には2019年度から中央大学商学部のサテライトオフィスを設置し、各村にスタッフが常駐、情報収集や村内活動の調整を行っている。これにより遠隔会議システムにより授業や会議を実施することが可能となり、学生は自治体や地元NPO法人との緊密な協力体制のもとプログラムを進めている。

参考:【中央大学】中央大学商学部の学生が山梨県小菅村の木材を利用した「木製骨壺」を企画・製作 –森林環境の保全で持続可能な開発目標(SDGs)へも貢献

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大学ジャーナルオンライン編集部

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