山梨大学と山梨県立大学で構成する一般社団法人「大学アライアンスやまなし」は、文部科学相から全国で初めての大学等連携推進法人に認定されたのを受けて30日、山梨県甲府市武田の山梨大学本部で看板の上掲式と記者会見を開いた。
大学アライアンスやまなしによると、上掲式は山梨大学本部棟であり、2階の正面玄関に大学アライアンスやまなしの看板が掲げられた。
続いて、山梨大学大村記念ホールで大学等連携推進法人認定の記者会見があり、大学アライアンスやまなし代表の島田眞路山梨大学学長、副代表の清水一彦山梨県立大学理事長・学長、理事の早川正彦山梨県立大学次期理事長・学長が記者の質問に答え、今後の活動方針や抱負を述べた。
大学アライアンスやまなしは国立大学の山梨大学と公立大学の山梨県立大学が設置形態の違いを乗り越えて2019年12月に設立した。両校の独立性を保ちながら、教養科目の共同開設や単位互換、連携コースの設置などを進めている。
大学等連携推進法人に認定されたことで両校が連携して開設した科目を互いの設置科目として見なすことができるなどの特例を受けることができる。
大学等連携推進法人は他の大学や地方自治体、産業界などと幅広く連携し、人的資源の有効活用で教育や研究を充実させるのが目的。18歳人口の減少やグローバル化の進展など大学を取り巻く環境の変化にも対応を目指す。