学生の保護者に向けた情報発信の場を充実させる大学が見受けられるなか、西日本を中心に全国から学生を受け入れている山口大学理学部では2016年7月9日、同大学の七夕祭に併せて保護者会が行われ、県内外から約160名が出席した。

 後援会が主催するこの保護者会は、理学部の教育環境・方針、また大学での生活についてや進路・就職状況などを説明するとともに、教員との情報交換を通して理学部の現状を知る場として2015年10月に第1回目を開催。今回は第2回目となる。

 当日は、まず後援会会長の挨拶、学部長から大学・理学部の近況報告・重要課題についての話題提供ののち、理工学研究科、理学部に在籍する学生から、年間を通しての授業割など身近な学校生活や海外派遣時の体験談などが紹介された。その後学部内施設や研究室を見学し、分野・学科ごとに分かれて学生生活全般や進路状況について説明があり、保護者からは学生の講義の理解度や就職状況についての質問が多くあがったという。

 実施されたアンケートによると、「いろいろな角度から学生をサポートしているということがわかり、良い環境で学校生活が送れていることに感謝したい」という感想が多くみられ、保護者にとって大学について知る有益な機会であったことがうかがえる。今後も、理学部ではこのような場を通じて保護者と連携を密にし、学生に必要とされる支援や就職活動のサポートを行っていく予定という。

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「地域から世界へ」充実したデータサイエンス教育、英語教育の強化でグローバル人材の育成

山口大学は、9学部8研究科からなる学生数1万人を超える総合大学。1815年、長州藩士・上田鳳陽によって創設された私塾「山口講堂」が源流であり、2015年に創基200周年を迎えました。学生・教員・職員が共に力を合わせ、共に育み合い、共に喜びを分かち合う、この共同[…]

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