東京薬科大学では、八王子薬剤師会の要請を受け、薬学部の堀祐輔教授、中南秀将教授、国分秀也准教授、戸張裕子准教授、秋山滋男講師による「新型コロナウイルスワクチン調製(希釈、分注)にかかる技術研修会」を実施している。

 各自治体での新型コロナウイルスワクチン接種にあたり、厚生労働省から「新型コロナウイルスワクチンの接種体制の構築にかかる薬剤師の協力について(依頼)」(健康発0210第1号)が通達された。その中で、ワクチン調製(希釈、分注)にあたっては薬剤師の協力が必要であり、また調製のための研修の受講が求められている。

 そこで、東京薬科大学では、八王子薬剤師会からの要請のもと、消毒や微生物の専門家及び実務実習教育の専門家である同大学の教員が講師となって、2021年3月29日から研修会を実施している。

 新型コロナウイルスワクチンは、「mRNAでありかつリポソーム化されている」という特性を持っており、この特性を理解していないと適切な取り扱いができず、有効性にも影響が出る。また、接種可能な状態にするために、薬剤の凍解後、速やかに生理食塩液で正確に希釈することが必要とされる。技術研修会では、ワクチンの性質や取り扱い方法の講義受講、希釈、分注等のワクチンの調製手技の実習を行い、さらに、講義や実習の配信動画などによって自宅等でも予復習できるようにした。

 今後、技術研修会は同じ内容で2021年4月7日(水)、4月12日(月)に開催し、3日間にわたり八王子市内の現役薬剤師延べ113名が参加する予定。

参考:【東京薬科大学】新型コロナウイルスとワクチンの知識・調製方法、東京薬科大学教員が現役薬剤師へレクチャー

大学ジャーナルオンライン編集部

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