ソニー生命保険株式会社は、2021年春から働き始める社会人1年生500名と就職してから1年が経つ社会人2年生500名の男女に対し、「社会人1年目と2年目の意識調査」を実施した。

 調査によると、社会人1年生の初任給の使い道で最も多かったのは「貯蓄に回す」(56.0%)。社会に出て最初の給料は貯蓄に回し、今後の生活や将来の備えとしておきたいと考えている社会人1年生が多いようだ。
社会人2年生も初任給は同じく「貯蓄に回す」(46.8%)が最も高かったが、「親をご馳走につれていく」「新生活で必要なものを買う」「投資に回す」の項目で社会人1年生のほうが10ポイント以上高かった。

 次に社会人2年生に、社会人1年目の生活でかかったお金の平均額を調べたところ、身だしなみ(スーツ・化粧品など)3万8423円、自己投資(セミナー参加、書籍購入など)1万6757円、プライベートな付き合い・交際16万342円となり、いずれも2020年の調査時より減少した。一方で「実家に入れた金額」の平均は12万7394円。2020年と比べ1万6372円増加した。

 社会人2年生が1年目に「貯蓄した金額」については、「100万円以上」(29.6%)と「50万円~100万円未満」(20.8%)に回答が多く集まり、平均は58万円だった。2020年の調査結果と比較すると、貯蓄した金額の平均は13万円も増えており、外出自粛の生活が続いて抑えられた出費を貯蓄に回した人が多かったと推測できる。
「30歳時点の目標貯蓄額」は、「1000万円~2000万円未満」(25.2%)と「500万円~600万円未満」(19.8%)に多くの回答が集まり、平均は740万円。2020年の調査結果と比べ、目標貯蓄額の平均は126万円の大幅増加となり、貯蓄志向の高まりが明らかとなった。

参考:【ソニー生命保険株式会社】社会人1年目と2年目の意識調査2021

大学ジャーナルオンライン編集部

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