IT分野のジェンダーギャップの解消を目指す一般社団法人Waffleは、2021年11月28日にオンラインイベント「Waffle Festival」を開催する。対象は女子中高生や大学生。現在、イベントの参加者を広く募集している。
日本は、国際学力調査PISAにおいてOECD加盟国の中でも常にトップレベルのスコアにも関わらず、 科学・工学分野の職業を希望する女子生徒が3.4%と、OECD加盟国では最低の水準となっている。
これまでWaffleは、女子中高生を対象にIT教育やキャリア教育の機会を提供してきたが、既存の職種・業界の職業にITを掛け合わせた進路を知る機会が少ないことを課題に感じていた。例えば、将来、起業を目指している生徒であっても、コンピュータサイエンスと起業を全く別の分野だと受け止めている場合や、もともと医学部を志望していたが、医療分野と情報工学を掛け合わせた仕事があることを知り、情報工学を学ぶことを目指しはじめた生徒もいる。
そこで「Waffle Festival」では、多くの女性がIT分野で活躍するきっかけになればと、さまざまな業界・職業にITが関わっていること、IT技術を活用した職業が世の中を変えていくことを知る機会を提供する。
当日は、医療現場で活躍するIT技術者や、社会課題を解決する手段としてIT技術を使って起業した人によるパネルディスカッションのほか、さまざまな企業で働く女性技術者等から高校での文理選択や進路選択が現在の仕事にどうつながっているのかを聞くキャリア講演会、プログラミングを体験するプログラミング・ワークショップなども開催する。※内容は都合により変更となる場合あり
参加対象は、13歳~22歳の学生(からだの性を問わず、女性アイデンティティをもつ人、ノンバイナリー、GENDER NONCONFORMINGなどの人を主な対象とする)。参加希望者は、11月21日までにPeatixチケットから申し込む。なお、プログラミング・ワークショップなど参加型企画の締め切りは11月10日までとなっており、定員を超えた場合は、抽選となる。
参考:【Peatix】社会で輝く先輩たちからITの可能性を学ぼう~女子中高生の進路を応援するWaffle Festival~