東京外国語大学は今夏も短期集中で世界の言語や文化、社会を学ぶ公開講座「TUFSオープンアカデミー」を開催する。2023年度はオンライン方式だけの実施で、チェコ語、トルコ語、チベット語など日本ではなかなか学ぶことができない言葉の講座が開かれる。
東京外国語大学によると、オープンアカデミーは毎年、春、夏、秋の3期に分けて開催されている。春と秋が基本的に週1回授業の長期講座なのに対し、夏は8、9月中の3日程に分けた3日間の短期集中型講座となる。これまで年間延べ約4,000人が受講している。
2023年度夏期間は開催期間が8月22~24日、29~31日、9月5~7日。チェコ語、トルコ語、チベット語など19言語35講座と教養9講座の計44講座が予定されている。語学講座は外国語の熟達度を評価する基準のCEFRで初級、初中級、中級以上に分けて授業を進める。
講座は通学時と同様にリアルタイムで実施する。使用するビデオ会議ツールは「Zoom(ズーム)」で、連絡や資料配布、課題提出に「グーグルクラスルーム」を使う。開催講座ごとに定められた受講料が必要となる。受講の申し込みは東京外国語大学ホームページのウェブ申請フォームから可能。講座の受講者が定員に達し次第締め切る。
7月29日と8月19日には、夏期間小学生向けのオンライン講座も開催する。語学と教養の11講座があり、小学生と保護者のペアで各日程11組の参加を予定している。