東京理科大学は2031年の創立150周年に向け、新構想となる「TUS SciTech(サイテック)構想」を策定した。東京慈恵会医科大学と進める医理工薬連携を端緒とし、世界から研究者が集い、世界と伍する研究大学を目指す。
東京理科大学によると、TUS SciTech構想は東京理科大学が強みを持つ宇宙・地上サステナブル空間領域、マルチハザード防災領域、未来医療領域などの先端研究分野で、それぞれの分野で強みを持つ他大学などと連携を推進し、日本で最も多様な理工系分野を網羅した大学として進化を加速するのが狙い。
その端緒となるのが、2013年に連携協定を結んだ東京慈恵会医科大学との医理工薬連携。次代を先導する新たな大学間連携に発展させ、連携ラボの設置やすべての段階での人材連携を進めて異分野連携研究の拠点を整備する。日本学術振興会の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」にも両校の連携を申請した。
東京理科大学は将来的に連携に加わる大学を増やし、分野横断研究の充実を視野に入れている。
参考:【東京理科大学】東京理科大学「TUS SciTech 構想」を策定~医理工薬連携を端緒とした分野横断研究の強化により、世界と伍する研究大学へ~