千葉商科大学付属高校(市川市中国分)の浅川潤一校長の任期が2025年3月31日をもって満了になることに伴い、2024年7月24日に開催した理事会において、第6代校長として高井宏章(たかいひろあき)氏を選任した。任期は2025年4月1日~2028年3月31日までの3年間。高井氏は10月21日に行われた千葉商科大学と合同の記者発表会に登壇し、2025年4月から千葉商科大学新学長に就任する宮崎緑教授とともに、高大連携で進める大学改革について発表した。
高井氏は1995年に日本経済新聞社に入社、同紙編集委員を2020年から2023年6月まで務めた。2018年に出版した経済青春小説『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』(インプレス)は10万部超のロングセラーになっている。現在は経済コラムニストとYouTubeチャンネル「高井宏章のおカネの教室」を運営するYouTuberとして活躍している。
2024年4月からは千葉商科大学付属高校の顧問を務めており、同校の特色である「人生100年時代を生きるための金融リテラシー教育」をサポートしている。校長就任後もコラムニストとYouTubeチャンネルを続けながら、教職員と力を合わせて教育改革に取り組む。
千葉商科大学付属高校は1951年創立、2026年に75周年を迎える。普通科と商業科を設置。ICTを活用した教育に加えて、2022年4月から必修となった金融教育について、1年生から3年生まで段階的に学びを深める独自のプログラムを展開している。また千葉商科大学と連携し、「金融リテラシー×SDGs」として、社会軸であるSDGsを学んだうえで、個人軸である金融リテラシーを学ぶことが可能となっている。