相模女子大学(神奈川県相模原市)は、一学科体制となっている短期大学部食物栄養学科の教育内容を発展させ、食と農、地域の食文化、観光、地域振興を包括的に学ぶ「地域クリエーション学科」を2026年度、人間社会学部の中に設置する構想を発表した。これにより、短期大学部は2026年度より募集停止する。

 相模女子大学によると、相模女子大学短期大学部は1951年、相模女子大学に併設する形で創設された。開設当初は商科、国文科、英文科、家政科の4学科を設置。その後は、社会の変化や学生のニーズに合わせて、いくつかの学科を大学の学科に改組し、2013年度以降は食物栄養学科のみとなっていた。

 また、2026年度より同大学が設置構想している人間社会学部「地域クリエーション学科」に加えて、学芸学部英語文化コミュニケーション学科を発展的に改組し、「国際コミュニケーション学科」も設置を構想。これらの新学科の構想に関する詳しい情報は、2024年11月下旬にホームページ等でお知らせするとしている。

 なお、短期大学部の在校生に対しては、卒業まで責任をもって教育体制を維持し、短期大学部の伝統は相模女子大学全体で継承していくと発表している。

参考:【相模女子大学】相模女子大学の新学科設置(2026年度)構想と短期大学部学生募集停止(2026年度以降)のお知らせ

大学ジャーナルオンライン編集部

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