千葉商科大学(CUC)の「CUC100(ワンハンドレッド)ワイン・プロジェクト」は、大学キャンパス内で栽培したぶどうを使った第3弾となるオリジナルワイン「CRISTALLO DI RUBINO (クリスタッロ ディ ルビーノ) 」を製造。2025年3月23日より販売を開始した。
「CUC100ワイン・プロジェクト」では、2019年1月、プロジェクトメンバーである在学生が創立100周年に向けて千葉県市川市産ぶどう100%の大学オリジナルワインの醸造に挑戦するため、設備資金(プロジェクトの活動や運営費)は、学生がクラウドファンディングで支援を募りぶどう栽培をスタートした。2022年9月に第1弾「Vignobles sur le campus(ヴィニョーブル・スュール・ル・キャンパス)」、2023年9月に第2弾「嗣~TSUGU~」を製造しており、今回が第3弾となる。
学生たちは2024年9月に80kgのぶどうを収穫し、山梨県甲州市の白百合醸造株式会社協力のもと醸造を行った。商品名「CRISTALLO DI RUBINO」は、イタリア語で直訳すると「ルビーの結晶」。ぶどう一粒一粒を宝石のルビーに例え、歴代メンバーの努力が結晶のように一つになって完成したワインであるという意味を込めた。ラベルは、ワインを注ぐ様子を波の形で表現。ぶどうのイラストに輝きを散りばめることで、ルビーのような美しいぶどうを際立たせるデザインに仕上げた。1本720mlで5,800円(税込)。アルコール分11.5%。フレッシュですっきりとした辛口が特徴のワインとなっている。
また、千葉商科大学所有の大木戸ソーラー発電所のパネル下で収穫したさつまいもを使った「大木戸さつまいもジェラート」の販売も開始した。学生と市川市内の親子が収穫したさつまいもを使用したジェラートでさつまいもの風味を生かした自然の甘さが特徴。1個120mlで450円(税込)。
「CUC100ワイン・プロジェクト」では、旧ピッチング練習場を土壌改良して耕した畑に野菜も栽培しており、ソーラーシェアリング設備を導入し、発電した電力は学内で消費している。2022年3月からは、大学周辺の緑化および生態系の維持に貢献するため、養蜂事業「国府台 bee Garden」を開始。農業の未来やエネルギー資源について考えるきっかけや地域と交流する場を創り、地域活性化に貢献することを目的に活動している。