米国土安全保障省が2025年5月22日にハーバード大学の留学生受入れプログラムの停止措置を発表したことを受け、日本学生支援機構は、米国留学に関する問い合わせ窓口を留学情報課内に設置した。また、米国の大学に在籍または留学予定の学生を対象とした国内の各大学が実施する支援策の情報を取りまとめ、公表している。
日本学生支援機構によれば、2025年6月6日現在、支援策を決定している大学は87校、支援策を検討中の大学は5校である。各大学の支援策については大学名、支援対象、支援内容、関連サイト、問い合わせ先などを一覧で確認できる。支援内容には、非正規学生や正規学生としての受け入れ、授業履修の認定、宿舎の提供、学費の免除・減免などが含まれる。
例として東京外国語大学は、日本の大学・大学院で学ぶ人のための「日本語準備講座(オンライン)」を無償で提供する。この講座は、日本の大学で学ぶ学生・大学院生のために設けられたもので、来日前・来日後の日本語教育を支援することで、本人だけでなく受け入れ予定の大学も広くサポートすることを目的としている。
日本学生支援機構の問い合わせ窓口は、米国の大学に在籍・留学予定の学生やその家族からの各種相談に対応している。今後も各大学の支援策について情報提供があり次第、随時更新・公表する予定。また、米国の留学ビザに関する最新情報については外務省やアメリカ大使館などの問合せ窓口を案内している。
参考:【日本学生支援機構 海外留学情報サイト】米国の大学に在籍・留学予定の学生のみなさまへ
【東京外国語大学】米国留学生等の受け入れに向けたオンライン日本語講座の提供について(PDF)