2025年7月3日、東京理科大学は2025年4月に完成した葛飾キャンパス内にある、薬学部等が入る「共創棟」のお披露目会を開催した。これにより葛飾キャンパスは3学部体制となり、同大学において最大の学生数を抱えるキャンパスとなった。
東京理科大学の葛飾キャンパスは、2008年6月に東京都葛飾区が大学誘致事業を公募したことからはじまる。同年10月に応募、12月に選定され、2011年2月より三菱製紙中川工場跡地にI期工事の建設がスタート。2013年2月にI期工事が終わり、同年4月に葛飾キャンパスが開設された。
2021年6月から2024年9月にかけて行われたII期工事により、地下2階・地上11階建ての「共創棟」が建設され、共創棟の完成をもって葛飾キャンパスの整備が完了した。
2025年4月には、薬学部・薬学研究科が野田キャンパスから葛飾キャンパスへ移転した。同大学の薬学部は、6年制の薬学科(入学定員100名)と4年制の生命創薬科学科(同100名)の2学科が設置され、2025年5月1日時点の男女比は、38:62となっている。
「共創棟」には、学生や研究者同士が影響しあう「共創の場」が設けられ、薬工連携を中心とした異分野との融合的な教育研究を加速させるようだ。
葛飾キャンパスは、JR常磐線(東京メトロ千代田線)「金町」駅/京成金町線「京成金町」駅下車、徒歩8分という好立地にあり、駅から大学までの「理科大学通り」の近くに「MARKIS葛飾かなまち」が2025年9月に第I期オープンする予定となっており、キャンパスヘの通学路周辺も活性化していく計画になっている。
参考:【東京理科大学】【開催報告】東京理科大学記者説明会を開催~葛飾キャンパス共創棟のお披露目と本学の現状、その先の150周年に向けて~