東京理科大学(本部・東京都新宿区)は、葛飾キャンパス(葛飾区)における学部学科の再編について2018年2月21日開催の理事会で内容を決定した。

 2009年3月の葛飾区との基本協定締結以来、大学の価値向上を目的とした再編計画を検討してきた結果、薬学部においては、学外機関との連携を強化しながら高度な教育と先進的な研究を実施するため、2025年4月に薬学科・生命創薬科学科・大学院薬学研究科を野田キャンパス(千葉県・野田市)から葛飾キャンパスに移転する。

 さらに、葛飾キャンパスを新技術と新産業創造の拠点として発展させるため、基礎工学部の学部名を変更し、理学部第一部応用物理学科を物理工学科(仮称・440名)に改組転換し統合。また、2023年4月には機能デザイン工学科(仮称・440名)を新設し5学科体制とする。

 改組後の基礎工学部は、1年次の長万部キャンパスにおける全寮制教育を解消し、葛飾キャンパスにおいて4年間の一貫教育を実施。長万部キャンパスは、国際化のための教育の場として活用するべく検討を進めるという。

 これらの計画実施に伴い、野田キャンパスの学部学生収容定員の一部(薬学部1,000名、理工学部320名)が葛飾キャンパスに移動し、また、長万部キャンパスの基礎工学部1年生(360名)についても葛飾キャンパスに移る。

 本計画は構想中であり、内容は変更となる可能性がある。再編の詳細については、順次東京理科大学のホームページ等に掲載する。

参考:【東京理科大学】葛飾キャンパスにおける学部学科の再編について

大学ジャーナルオンライン編集部

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