香川大学は2027年度入試から大学入学共通テストの「情報Ⅰ」を配点化することを決めた。2025年度入試で配点化していなかった北海道大学は2026年度入試、徳島大学は2027年度入試から配点化する方針で、これで全国立大学の足並みがそろう。

 「情報Ⅰ」は高校で必修科目となったのに伴い、大学入学共通テストに2025年度から導入された。しかし、北海道、香川、徳島の3国立大学が配点化を見送り、北海道大学は2026年度入試から「配点あり」とすることを打ち出していた。

 香川大学は2027年度入試の一般選抜において、前期は「情報Ⅰ」を課す全学部学科、後期は教育学部、法学部、経済学部、創造工学部、学校推薦型入試Ⅱで創造工学部で配点化する。医学部医学科は高校での基礎学力修得度を見るために利用する。

 徳島大学も2027年度入試において大学入学共通テストを課す選抜について「情報」を点数化する方針を発表しており、詳細は2025年度中に発表するとしている。

 なお、文部科学省は2026年度の第1回高卒認定試験から「情報」を試験科目に追加することを決め、サンプル問題を公表している。

参考:【香川大学】大学入学共通テストの教科・科目「情報」の点数利用方法について(PDF)
【徳島大学】令和9年度入学者選抜大学入学共通テスト「情報」の扱い
【文部科学省】高等学校卒業程度認定試験「情報」のサンプル問題の公表について

大学ジャーナルオンライン編集部

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