工学院大学の研究グループは、富士通株式会社との共同開発により、超解像技術をスマートフォンに搭載し、スマートフォン上での映像信号のリアルタイム処理を世界で初めて成功させました。

 工学院大学情報学部情報デザイン学科・合志清一教授の研究グループが世界で初めて成功させたのは、スマートフォン上で映像のリアルタイム再生が可能な“先進的な超解像技術”の開発です。これは、従来の理論的限界を超える高精細化の技術を応用した取り組みで、富士通株式会社との共同開発により実現しました。

 工学院大学が開発した超解像技術は、すでに多くの放送・映像メーカーからも高く評価され、国際的にも注目されています。今回、その技術をベースに、スマートフォン上での映像のリアルタイム再生が可能となる、先進的な超解像技術を開発しました。従来、超解像技術は複雑な処理を必要とするため、映像信号をリアルタイム処理するには、ハードウエア上の動作に限られてきました。しかし、工学院大学の超解像技術は、一般的には用いられていなかった、独自の非線形信号処理方式を採用することで、スマートフォン上でソフトウエアによる動作を可能しました。この超解像技術の搭載により、かつてないレベルの高精細化を実現し、ボケ感のないくっきりと鮮明な映像をスマートフォン上で楽しむことができます。新開発の超解像技術は、富士通株式会社との共同研究により製品化され、「arrows NX F-02H」として販売される予定です。

出典:【工学院大学】世界初 超解像技術をスマートフォンに搭載―スマートフォン上で映像信号のリアルタイム処理を実現―

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2011年の日本初の「建築学部」開設を皮切りに、2015年「先進工学部」創設、2016年「情報学部が従来の2学科体制から4学科体制に、そして2023年には情報学部システム数理学科が情報科学科に名称変更し、常に時代に即した改革を続けています。さらに、八王子キャン[…]

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