慶應義塾大学は新型コロナウイルス感染症の影響にともない、2021年度の「法学部FIT入試(総合型選抜)」について一部変更する。

 2021年度の法学部FIT入試では、新型コロナウイルス感染症の影響にともない日程と第2次選考について変更する。日程は、出願登録(インターネット)および入学検定料の支払、出願書類の郵送期間をそれぞれ2週間遅らせる。また9月18日に予定していた第1次選考合格発表を10月7日10時に変更する。

 第2次選考については、A方式で予定していた「論述試験」「グループ討論」での選考を「課題」「面接」での選考へ変更。B方式は「総合考査」「面接」での選考を「課題」「面接」での選考へ変更に変更する。課題はA方式・B方式ともインターネット上に掲載され、期限内に紙で提出する。面接はA方式・B方式とも10月25日に三田キャンパスで行われる。※詳細は必ず募集要項で確認のこと

 「法学部FIT入試」とは、2006年度から導入した総合型選抜(旧AO入試)。主体性、社会性、想像力、コミュニケーション能力など積極的に社会で活躍し、発信する能力を評価する。
2012年度からは従来の試験(A方式)に加え「B方式(地域ブロック)」を導入し、地域で個性を発揮してきた学生の意欲に応え、また卒業後に才能と成果を出身地域の活性化に活かすことを期待して7つの地域ブロック(北海道・東北/北関東・甲信越/南関東/北陸・東海/近畿/中国・四国/九州・沖縄)から募集。法律学科・政治学科それぞれブロックごとに最大10名程度を合格者とする。

 募集人員は、法律学科・政治学科とも、A方式・B方式あわせて最大80名。B方式は一定の基準により各学科6名(南関東ブロック以外の各地域ブロックから原則として1名ずつ)に学部独自の特別奨学金(年額30万円、一定の条件を満たすことにより最大4年間の継続受給可能)を給付する。

参考:【慶應義塾大学】2021 年度法学部 FIT 入試 新型コロナウイルス感染症の影響にともなう主な変更について(PDF)

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