約20年にわたりデータサイエンス教育を先導してきた
同志社大学だからこそできた探究型カリキュラム
学部が設置された2005年当時は、「データサイエンス」という言葉自体、まだ世の中に浸透していなかった。しかし、20年を経て、その概念がようやく広く認識されるようになり、社会的要請も急速に高まってきている。まさに20年前に時代を先取りして設置された文化情報学部に、ようやく時代が追いついたと言っても過言ではないだろう。
「文化情報学部では、約20年にわたってデータサイエンス教育を基盤とした文理融合教育を継続しており、先導的立場を築いてきました。その実績を土台として、2024年度からはさらなる飛躍を目指し、『探究型・総合知創出型カリキュラム』をスタートさせました」
2024年度からスタートした新たな
「探究型・総合知創出型カリキュラム」とは
新カリキュラムでは、まずデータサイエンス教育の柱を「数理科学」「統計科学」「計算機科学」の3つとし、そこに多様な分野と結びつけ、体系的に学んでいく。
「本学部生は文系・理系出身者が半々で、その興味対象もさまざま。そこで、共通言語としてのデータサイエンスの知識を確実に身につけるため『同志社データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)』を必修とし、基盤的知識を深めていきます」
また、段階的に探究型の学びを進めるため、まず1年次と2年次の「文化情報学1~4」において、「文化とは?」「情報とは?」そして「文化情報とは?」について受講生と徹底的に議論しながら、「解くべき価値のある問いを立てる力」を養う。さらに、3年次の春に「ジョイント・リサーチ」で専門分野の異なる教員によるプロジェクト型のグループワークを実践。3年次秋の研究室配属後には「リサーチ・セミナー」で研究テーマを決め、4年次の「リサーチ・プロジェクトⅠ・Ⅱ」では探究型の学びの集大成として卒業研究を行う。
本学部で「総合知」を身につけ、
社会が求める時代をけん引する人材に
「こうした学びを通して養成されるのは、データサイエンスを用いて文化を探究することにより獲得される『総合知』を備えた2種類の人材です。第1にデータサイエンスの手法を極めた『ディベロッパー』。本学部で学んだ後に大学院を経て、研究開発職に就いたり、ITベンダーやメーカーなどでデータサイエンティストになるなど、専門職としてのキャリアに進みます。第2がデータサイエンスの知識を活用できる『ハイレベルユーザー』。常に物事を俯瞰的に捉え、データ分析し、その結果を応用する能力を持つ人材は、今や多種多様な企業から求められています。
文化情報学部の学生には、データサイエンスを通じて総合知を獲得することによって、人間の真の豊かさに資する『文化情報』を提供できる人材になってほしいと思っています」
同志社大学 文化情報学部/文化情報学研究科
宿久 洋 教授
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