「考え抜く実学」を掲げ、複雑化する社会課題への最適解を追い求めることのできる人材を育成する東京経済大学。創設者であり、日本の産業・経済の発展に尽くした実業家・大倉喜八郎の志を受け継ぎ、社会科学を実践的に学べる大学としての地位を確立してきた。キャンパスのある国分寺は、緑豊かでありながら新宿にも電車で約20分という恵まれた環境だ。少人数ゼミをはじめとする教育特長のなかでも、より高度な資格取得を目指す学生を強力にバックアップするのが「アドバンストプログラム」だ。ここでは、公認会計士などの難関資格現役合格者を輩出する「会計プロフェッショナルプログラム」を紹介する。
会計専門職である公認会計士、税理士、国税専門官への現役合格が目標。受講生は提携専門学校の指定講座が授業料全額免除に
「会計プロフェッショナルプログラム」には、監査・会計の専門家を目指す「公認会計士コース」、税務の専門家を目指す「税理士コース」、税金の賦課・徴収を行う国家公務員を目指す「国税専門官コース」の3つのコースがあり、選考に合格する必要がある。主に経営学部生を対象としているが、他学部の学生でも受講可能だ。定員は各年度で50名、選考時期は年2回(6月期、11月期)、選考方法は、日商簿記検定2級試験、独自選考試験となっている(※1)。
プログラムに選抜されると、提携専門学校の授業料を全額大学負担で、ダブルスクールできるのが最大のメリット。また、プログラムと正課授業との連携により、効率よく学びを深めることができるのも特長だ。正課授業では、財務会計、管理会計、税務会計、監査論など会計に関する多様な科目を専任教員が提供。公認会計士試験の合格実績を持つ教員などから徹底した指導を受けられる。
ほかにも、「会計プロフェッショナルプログラムへの入門講座」では、本プログラム選考試験の合格と、その後の資格取得に向けた学習をサポートする。「会計アドバンストセミナー(Ⅰ~Ⅴ)」では、資格取得に欠かせない基礎理論に加え、本試験レベルの重要問題領域について少人数で指導を受けられるなど、段階的に学んでいけるよう設計されている。
※1 入学時点までに日商簿記検定1級または全経簿記能力検定上級に合格している場合には、入学後直ちに選考試験を受けることが可能
公認会計士・税理士として活躍する卒業生の存在が大きなモチベーション。学習継続のサポートも手厚い
本プログラムでは、学習を後押しするサポート体制も充実させている。なかでも、学生のモチベーションの源泉となっているのが公認会計士や税理士として活躍する卒業生組織「大倉公認会計士会」「税理士葵会」の存在だ。
勉強が本格化する前の1年次の段階から卒業生との面談機会が設けられており、今現在の仕事内容や勉強方法などのアドバイス、進路の相談まで親身に対応してくれる。卒業生が代表を務める事務所でのインターンシップなど実務を経験できる機会もあるという。
また、大学生活との両立を図るため、指導教員との定期的な面談を実施し、悩みや困りごとがないか、学習の進捗状況などの共有も行う。単位認定制度により一部の取得資格を卒業単位として認定(※2)するなど、安心して資格勉強に集中できる環境を整えている。
こうした手厚いサポートにより、2024年度試験では、公認会計士試験2名、税理士試験8名(のべ9科目合格)、国税専門官1名の合格者を輩出。さらに現在、公認会計士短答式試験に合格済みの11名が、論文式試験に向けて学習を進めているところだという。
※2 単位認定制度:日商簿記1級、公認会計士の短答式試験または論文式試験、税理士試験科目合格など、一部の取得資格を卒業単位として認定(入学年度により異なる)
現役合格した受講生に聞く、会計プロフェッショナルプログラムを受講して良かったこと
●公認会計士試験合格者
卒業生とのつながりの深さが魅力だと思います。1年生のときから面談の機会があり、アドバイスや激励を頂きました。私の場合、初めのころはモチベーションが確立せず勉強時間もばらつきがありました。しかし、卒業生との面談で「絶対に公認会計士になる」という強い気持ちになりました。プログラム生の雰囲気は、真面目ではありますが、同じ目標を持つ仲間同士明るく相談しやすい雰囲気です。3年生で合格でき自信につながりました。
●公認会計士試験合格者
高校時代に簿記部に所属しており、公認会計士の先輩の話を聞いて目標にしていました。日商簿記1級を取得していたのですが、東経大にはスカラシップ選抜があり、合格すると特待生で入学できること、また、会計プロフェッショナルで提携専門学校の授業料を大学で全額負担してもらえることから、ここしかないと思い入学を決めました。入学後すぐにスムーズに勉強を開始でき、合格までサポートが継続されるので安心感をもって学習できました。
●国税専門官内定者
良かったことは3つです。1つ目は、講座の受講料を支援してもらえること。2つ目は、専門学校と大学の授業を並行して学べたこと。お互いの学びを補え、効率的かつ効果的に学習できました。3つ目は、大学のサポートを受けていることが、良い意味でプレッシャーになったこと。18時半から3時間の専門学校の講座を受け、自宅に帰ると0時を回ることもありましたが、弱音を吐かずに頑張ることができたのは、いいプレッシャーのおかげです。
難関資格取得を目指す場合、独学では困難なことも多い。専門学校とのダブルスクールは経済的な負担もあり、学費をアルバイトで稼ごうとすると時間的・体力的にも高いハードルが予想される。本気で在学中の資格取得を目指すなら、同プログラムへのチャレンジを検討してみてほしい。