中部大学は2018年4月、工学部に宇宙航空理工学科を開設する。中部地区が「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」に指定されているのを受け、航空宇宙産業の製造現場で中核的な役割を担う人材を育てるのが狙い。これにより、工学部は8学科体制となる。

 中部大学によると、宇宙航空理工学科は入学定員80人。宇宙航空産業の第一線で活躍する技術者を講師に招き、特別講義を受けるほか、関係する大企業や中小企業で工場見学や工場実習を実施し、製造現場の実情も学ぶ。卒業後に次世代宇宙航空産業で生産現場のリーダーとなる人材を送り出す考えだ。
4年後には大学院を開設し、高度人材の育成を考えている。現在、新学科の開設に向け、実験や卒業研究を進める実験棟を建設しており、衛星からの信号受信器など研究設備の導入を急いでいる。

 中部地区は、国産初のジェット旅客機「MRJ」が名古屋空港を飛び立つなど航空機産業の拠点となっている。航空機産業は大型機1機当たりの使用部品数が自動車のざっと100倍になるとされ、関連産業の広がりが大きい。
中部地区はトヨタなど自動車産業の中心地として発展してきたが、特区指定もあって、宇宙航空産業を自動車に次ぐ一大産業に育てようと考えている。

 中部経済産業局はそれに向け、現場技能者向けの基礎研修や生産技術者養成の研修を始めているほか、機体組立の技能教育を標準化した共通カリキュラムを活用する航空機製造技能者育成講座もスタートさせた。中部大学はこれらの活動と歩調を合わせ、中部地区が宇宙航空産業の拠点となるよう人材育成を進める。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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